輪廻転生というモチーフ | 凄井攻より花束を

ゴッド企画
2008/12/26 9:28

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 ど~も、僕です。

 別に暇でもないのですが、テレトピアの解説の臨死体験の世界をツラツラと読み返していました。

 さて仏教で言う人への転生とは、例え善良なものであっても菩薩や神・阿修羅に生まれ変わるほどでもない魂が辿るとされる、いわば仏への階梯における負け組みです。
(または救世の願いの強い高僧が前世の記憶をもって転生する、というケースもたまに海外ニュースなんかで目にします。これは霊性の技法に精通している故に可能とされます。)
 そして、それ以外の多くは、生前にたっぷりと積んだ悪徳の因果で、餓鬼・畜生・地獄の住人に生まれ変わるといわれます。

 ところで輪廻転生というモチーフは、マンガやアニメにしばしば登場します。
 運命の絆で結ばれた恋人同士が生まれ変わって何度も愛し合うといった都合のいい話が目につきますが、仏教ではこのように愛欲に溺れる輩は、餓鬼畜生に生まれ変わるとされます。

 拙作『テレトピア』では臨死体験や転生といったモチーフをどうエンターテイメントとして描くか?大変苦慮して、また手応えを感じたところです。
 ぜひご覧いただければと思います。

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