2009/01/08
7:21
スカイ・クロラのこと

遅ればせながら、去年の8月に観た押井監督の最新作『スカイ・クロラ』の感想など書いておきます。
物語の舞台は、記憶を移植した不老のクローン人間を量産できるほどの超未来です。
そしてこの設定は、高度な科学力についての伏線もなく、唐突に登場人物のセリフのみで説明されます。
ここまで、登場する戦闘機はプロペラ機、他の小道具もアナクロな外観なのでやや面食らいました。
押井監督は、衣食住に困らず飢餓も戦争も無いこの国に生きる若者を、永遠に生きるクローン人間・キルドレになぞらえます。
キルドレたちの日々は優雅です。
隊内の巨大な冷蔵庫にはビールがストックされ飲み放題です。
隊員用の別荘はいつでもただで利用できて、常にお酒や食材が補充されます。
娼館に繰り出してきれいな女性に相手してもらえます。
いずれ戦死しななければならない運命ではありますが、アフガンに展開する空挺部隊の前線基地にクレジットカード会社からの催促が届く昨今、やはり恵まれています。
この”若者”には既に社会に出た若者を含まないのならまだ分かります。
しかし十分に若者といえる新社会人たちの状況は永遠に生きるキルドレに例えられるほど優雅なものではないと思います。
終始、脱走してどこかでひっそりと生きる手もあるだろう~そう突っ込みながら観ていたので、イノセンスのときとうって変わりなんだか白々しいまま観終えました。
こちらが対象とする客ではないんで仕方のないことですが。
もうおじさんに片足をかけています。証明写真を撮影してそう思いました。
たまにこのページを開いて音楽をかけっぱなしにします。
http://sky.crawlers.jp/aboutthemovie.html
物語の舞台は、記憶を移植した不老のクローン人間を量産できるほどの超未来です。
そしてこの設定は、高度な科学力についての伏線もなく、唐突に登場人物のセリフのみで説明されます。
ここまで、登場する戦闘機はプロペラ機、他の小道具もアナクロな外観なのでやや面食らいました。
押井監督は、衣食住に困らず飢餓も戦争も無いこの国に生きる若者を、永遠に生きるクローン人間・キルドレになぞらえます。
キルドレたちの日々は優雅です。
隊内の巨大な冷蔵庫にはビールがストックされ飲み放題です。
隊員用の別荘はいつでもただで利用できて、常にお酒や食材が補充されます。
娼館に繰り出してきれいな女性に相手してもらえます。
いずれ戦死しななければならない運命ではありますが、アフガンに展開する空挺部隊の前線基地にクレジットカード会社からの催促が届く昨今、やはり恵まれています。
この”若者”には既に社会に出た若者を含まないのならまだ分かります。
しかし十分に若者といえる新社会人たちの状況は永遠に生きるキルドレに例えられるほど優雅なものではないと思います。
終始、脱走してどこかでひっそりと生きる手もあるだろう~そう突っ込みながら観ていたので、イノセンスのときとうって変わりなんだか白々しいまま観終えました。
こちらが対象とする客ではないんで仕方のないことですが。
もうおじさんに片足をかけています。証明写真を撮影してそう思いました。
たまにこのページを開いて音楽をかけっぱなしにします。
http://sky.crawlers.jp/aboutthemovie.html

2 コメント \(^o^)/
惜井守なら知ってますけど、押井守って名前は聞いたことないなあ。
ど~も、凄井攻です。
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